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2006年 04月 23日

メンドーサへ ~4日目 その2~





ボデガでワインを楽しんだあとは食事。
このボデガは、レストランもウリのひとつらしい。
決して安くはないが、奮発してここでの昼食を楽しむことにした。
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葡萄畑の中を歩いてレストランへと向かう。
さまざまな品種のブドウが実る棚の下を潜り、ガイドからブドウの栽培について聞く。
ここは年に何度も雹が降るが、現在は葡萄棚の上にネットを張ることで、かなり被害を防げるようになったとのことだ。
カベルネ・ソービニオンの実をつまんでみる。
種が大きくて食用には向かないが、甘さはかなりのものだ。
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レストランは石と木の質感を生かした、きれいな建物。
大きなガラスでふんだんに陽の光をとり入れている。
かといって強い直射日光を遮るために各所に木が植えてあり、窓際のテーブルにつくと木陰で食事をするような快適さを味わうことができる。

自家製らしいパンをつまみながら白ワインを楽しむ。
このボデガではオリーブオイルもつくっており、パンとともに3種類のオリーブオイルを試した。
このオリーブオイルがなんともいえず、うまい。
癖がなく、油とは思えないほどの軽さ。
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前菜はエンパナーダ。
牛肉、たまねぎとチーズ、チーズの3種類があったが、メインが楽しめなくなってはと2種類にとどめる。

サラダには自慢のオリーブオイルがたっぷりと使われ、バルサミコがいい味を出している。

白ワインに続いて、サンタ・フリアのマルベック。
メインはもちろん肉。
下味のつけ方も焼き加減も絶妙。中でもアサード(あばら肉)の焼き方には唸らされた。
付け合せはグリルしたじゃがいも、さつまいも、茄子。
調子に乗って食べていたら、最後の鶏肉が食べられなくなってしまった。

デザートはスイカ、メロン、桃、葡萄。
こちらは別腹。すべて食べられた。
食後のコーヒーを飲むころには、身動きできないほどの満腹感。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 07:22 | Viajes
2006年 04月 23日

メンドーサへ ~4日目 その1~





乗馬を目一杯楽しんでメンドーサ市内入りした僕は、偶然ここに旅行に来ていた友人のドミトリーに転がり込んだ。
味はともかく、雰囲気だけはステキなレストランで友人と夕食。
宿に帰り、4日ぶりのシャワーを浴びてベッドに横になると、疲れとワインと満腹感で、たちまち眠りの底へ引き込まれた。


そして最終日。
メンドーサといえば、なにはおいてもワインである。
初日からワインとは縁遠い旅行をしているので、この日はワイン三昧を心に決めていた。
なんといっても、このメンドーサには大小合わせて1200ものボデガ(ワイナリー)があるのだから。
まずはSanta Julia(サンタ・フリア)という銘柄で知られるFamilia Zuccardiのボデガへ。
メンドーサからタクシーで30分ほど走った郊外に建つ、近代的なボデガだ。
ここは比較的お手ごろなサンタ・フリアのほか、70ペソ(約20ドル)以上出さないと味わえない「Q」(ク)や、年間1万本ちょっとしかつくられない「Z」(セタ)など、高品質なワインづくりで知られるメーカーだ。
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まずは工場見学。ブドウの搬入場所から樽貯蔵の建物まで、ワインの製造工程をたどる。
醸造はほとんどコンピューターで管理・制御されているが、高級ワイン用のブドウの選別は手作業だし、熟成はフランスなどから輸入するという樽を使った昔ながらの手法だ。
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工場をひと回りした後は、いよいよお待ちかねのDegustacion(テイスティング)。
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サンタ・フリアのソービニオン・ブランとマルベックの2種類、それからこのボデガでも最近力を入れているらしいオーガニック・ワインの3種。
グラスの下に白いナプキンを置いて、光を通して色をチェック。
グラスの中で回して、立ち昇ってくる香りを確かめ、口に含む…。

鼻へと抜ける香りと、口の中に広がる味わい。
柑橘系のフルーツの香り、煙草を思わせる木の香り…ワインによって香りが全く違う。

そして、なんの違和感もなく口に入ってくる柔らかい口当たりのワインもあれば、鋭く舌を刺すような鋭い味わいのワインもある。
口に残る後味の違い…。

神妙な顔をして味わっていたら、ワインの魅力の幅広さと奥行きに気づいた。
いつもは、こんなにきちんと味わってないからなあ。
これまでの飲み方は、ワインをちゃんと楽しんでなかった。
そんな飲み方、つくる人に失礼だし、僕自身も損だ。 反省。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 06:45 | Viajes
2006年 04月 23日

メンドーサへ ~3日目 その3~





3時間の乗馬ツアーを終えて、午後。
メンドーサ行きのバスに乗ってしまうか、夕方までこの町にいるかしばし考え、結局夕方のバスに乗ることにした。
州道のそばで馬を貸しているところがあったので、値段を聞くと1時間7ペソ。
午前中のツアーは、景色を楽しむには最高だったが、ガイドについて歩くだけで、乗馬そのものを楽しむことはできなかった。
今度はもう少し、自分の思うように馬を操ってみたい。
そう思って、また馬に乗る。

親父さんが貸してくれたのは、午前の馬より大きい青毛。
またがってみたが、ぜんぜん言うことをきこうとしない。
後ろ足立ちになって、人のことを振り落とそうとする始末。
何とか200メートルくらい進んだところで、さっきの親父さんが違う馬に乗って追いかけてきた。
「コイツはバカだから、こっちの馬のほうがいい」

今度の葦毛はおとなしい。
乗りはじめのころはすぐ駆け出そうとしたりしたが、時間が経つにつれてお互いに慣れた。
州道の路肩を少し歩き、ススキの茂る小道に乗り入れたころには、僕を受け入れてくれたようだ。
ほんの少し手綱を動かすだけで思う方向に進んでくれるし、ちょっと手綱をしぼるだけでちゃんと速度を落としてくれる。

こりゃあ楽しい。

午前中は「この道、バイクで走ったら楽しそうだな」などと考えていたのだが、午後は馬の面白さにすっかり取り憑かれた。
馬も感情を持ち、いろいろ考えているらしいことが分かってくる。
バイクでは絶対に入りたくないような藪の中もどんどん進んでしまうし、こちらがボーっとしていても小道を探し出してくれる。

ちょっとスピードをあげて、早足で進んでみる。
一気に激しくなる上下動。
身体で揺れを吸収するコツはなんとなく分かってきたが、デイパックの中で揺さぶられるカメラが気になる。

河原から州道にもどり、さらに州道から脇道へ。
道端で遊んでいた少年が追いかけてくる。

「どこに行くの?この先に博物館があるけど、そこに行くの?この馬なんていうの?」

質問攻めである。
ただでさえメンドーサの発音はわかりにくい(僕にとっては)のに、彼は舌足らずな話し方で喋り続ける。
しばらく行くと、少年の言ったとおりなにやら建物が見えてきた。

小さな川を渡り、フェンスの張られた入り口のそばの潅木に手綱を結ぶ。
かなり昔手綱を木に縛る方法を覚えたのだが、もうすっかり忘れてしまったのでインクノットで縛り付ける。
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この建物は18世紀に造られた溶鉱炉。
キリスト教伝道者らは、ここで先住民を労働力として鉱物の精製を行っていたのだ。
しかし、その目的はあくまでも鉱物資源にあり、ミシオネス州のサン・イグナシオ・ミニのように宗教上の目的によるものではなかったという。

帰途。
ひとりでの乗馬は、誰も写真を撮ってくれない。
いつもの得意技セルフタイマーも使えない。
で、自分の影。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 05:46
2006年 04月 23日

メンドーサへ ~3日目 その2~





午前11時、前日に乗馬のツアーを予約しておいたので、ツアー会社の事務所へ。
ツアー会社の事務所といっても、5坪ほどの小さなログハウスだ。

初日、メンドーサのツアー会社で聞いたところ、1日の乗馬ツアーが150ペソとのことだった。
ドルにすれば50ドルくらい。いくら観光地だからといって、それは高すぎる。
昨日このウスパシャータで聞いたところ、3時間のツアーが3分の1の価格。
少し迷って、結局申し込んだ。


事務所のお兄さんが「じゃあ行こうか」と歩き出す。
この町はどこへ行くにも歩きだ。
数百メートル歩いたところで、馬を繋いで待っていた青年と出会った。
どうやら彼がガイドらしい。
そして、客は僕ひとりらしい。
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彼は鞍も鐙もない、頭絡に手綱を付けただけの馬に飛び乗る。
僕は鞍の着いた馬にまたがる。
2頭とも栗毛の中型の馬。
僕のはCabezon、5歳くらいのオス。

ガイドは行こうか、とも言わず、さっさと出発しようとする。
「ちょっと待った、どうやって扱えばいいのかよく分からないんだけど」と僕。

「動かしたい時は馬の腹を蹴って、曲がる時は手綱を曲がりたい方向に引いてやればいい」
と一言で済ませるガイド。
僕は乗馬の経験がほとんどない。
でも、まあガイドがいるから大丈夫かと思い、出発。

藪を抜け、せせらぎを渡り、河原を進む。
むこうにはアンデスの山々。
風もなく、穏やかな光が僕らをあたためてくれる。
空と大地の広さに、ただただ見とれてしまうだけの僕。
なんども「うわああ、スゲエな…」と口の中で呟く。
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溜池のそばをとおり、道は潅木とサボテンがわずかに生える岩山へと続く。
馬の歩みが生み出す緩やかな上下動が心地いい。
ガイドの青年は余計なことを一切喋らない。
3時間の間、自ら発した言葉は「疲れたか?」という一言だけだったが、その笑顔は屈託のないあたたかいものだった。
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シャイなガイドの雄姿。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 05:12 | Viajes
2006年 04月 23日

メンドーサへ ~3日目 その1~





9時過ぎまでゆっくりと寝て、朝の散歩にでかける。
柔らかい秋の陽を浴びて、金色のポプラが揺れる。
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メンドーサはもともと乾燥した荒地だった。
果樹や野菜などを中心とする農業が発達したのは、アンデスの雪解け水を利用した灌漑のおかげ。
こうして街中にそびえるポプラ並木も、すべて人の手によって植えられたものだ。

メンドーサに来るたび思うのだが、ここの風景は新疆ウイグル自治区に似ている。
乾燥した荒野と、高山からの雪解け水。ポプラ並木。
道の向こうからハミ瓜を積んだ荷馬車がやってきそうだ。

この町の一等地に建つバル「Bar Tibet」でカフェオレとクロワッサンの朝食。
なぜチベットなんだろう、と考えていたら、ここメンドーサでかつて「セブンイヤーズ・イン・チベット」の撮影が行われたのを思い出した。
あのブラット・ピットが歩いた山々はチベットではなく、アンデスだったというわけだ。
僕の知人も2人ほどエキストラで出演したそうだ。
1人はチベット人の、もう1人は中国兵の役。
東洋人のエキストラを現地で探していたため、日系人の彼らが一役買うことになったらしい。

残念ながら僕はまだチベットに行ったことはないのだが、あるいはこの風景はチベットにも似ているのかもしれない。


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朝、寒さに身を縮めながらマテを飲んでいた男たち。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 04:54 | Viajes
2006年 04月 23日

メンドーサへ ~2日目 その6~





今回のトレッキングの目的地Confluenciaから一気に来た道を駆け下り、プエンテ・デル・インカまで帰り着く。
山の上には身を切るような冷たい風が吹いていたのに、里まで下るとポカポカの小春日和。
観光バスで次々に観光客がやってきては数分間景色を眺め、小さなフェリアで買い物をして帰ってゆく。
ついこの間まで僕も同じような旅行をしていたのに、今はもうそんな観光客達が遠くに感じる。

「あんな旅行して、楽しいンかなあ…」
独り言がこぼれる。

ホステリアに荷物を取りに戻ると、午後の陽射しが差し込む食堂は静まり返り、昨夜の大騒ぎが幻のように感じられる。

4:40発のバスでメンドーサ市の北西・Uspallata(ウスパシャータ)へ。

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ここはラス・エラス市に含まれる集落だが、人口5000人ほどの小さな町だ。。
当初、ここに来る予定はなかったのだが、メンドーサ市からプエンテ・デル・インカまでのバスが通りかかったときになんとなく心惹かれるものを感じたのだ。
何の情報も持たずに来てしまったが、観光案内所を兼ねた商店で訪ねると宿は何軒かあるという。
小さな町で、レストランや商店など商業施設がある中心部はほんの数百メートル。
教えてもらった安い宿へ行って聞くと、満室だが知り合いが家の一室を貸しているという。
オジサンに連れられて、きれいなポプラ並木の道をぶらぶら歩いていく。

80歳くらいの老夫婦が暮らす家へ。
ベッドが2つ入った一間を借りることになった。
トイレもシャワーもあるが、お湯が出ないという。
トレッキングで汚れた身体を洗いたかったのだが、断念する。

夕方、陽射しのあたたかさに誘われて屋外でビールを飲んでいたら、たちまち日が沈んでしまった。
あっという間に下がっていく外気温。
秋の日暮れは、アルゼンチンでもつるべ落しだ。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-23 04:08 | Viajes
2006年 04月 21日

メンドーサへ ~2日目 その5~






登りの途中で、何人かのトレッカーに行き会う。
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アコンカグア登山のシーズンはもう終わってしまっているが、この山域はトレッカーも多い。
高所に行かないトレッキングなら、通年楽しめるようだ。

プエンテ・デル・インカから3時間あまり。
今回のトレッキングの最高所、Confluencia(3300m)に到着した。
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ここはアコンカグア登山の最初のキャンプ地。
レンジャーの駐在する小屋とテント村があった。
ここまで来ると、近すぎてアコンカグアの全容が見えない。

昼どきを過ぎていたが、きょう中にコレクティーボに乗りたかったので食事もせずに来た道を駆け下る。
結局、6時間半の行程で食べたのはアルファホール2つだけだった。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-21 14:46 | Viajes
2006年 04月 21日

メンドーサへ ~2日目 その4~






氷河によって形成されたカールが続く。
生えているのは30cmに満たない草ばかり。
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強烈な紫外線が肌を灼く。




ヘビ岩、と勝手に命名。
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僕はヘビ年生まれ。



Horconesから30分ほどで、吊り橋に差しかかった。
下を流れるのは、鉄分を含んで赤く染まった氷河からの水。
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モレーンに生える植物。
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妙に幾何学的に見えて、不思議な雰囲気を醸し出している。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-21 14:38 | Viajes
2006年 04月 21日

メンドーサへ ~2日目 その3~





公園管理事務所から歩いてすぐのところにある「鏡の池」。

本来ならキレイな「逆さアコンカグア」が見えるはずなのだが、池の水が凍ってしまっていて、逆さアコンカグアはあまりきれいに見えなかった。
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池のほとりの草にも、しっかりと霜が下りている。
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ちなみに時刻は午前11時近い。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-21 14:31 | Viajes
2006年 04月 21日

メンドーサへ ~2日目 その2~






プエンテ・デル・インカからチリへと抜けるメーンルートの路肩をしばらく歩くと、右側の山へと入る踏み跡があった。

緩いアップダウンを繰り返して1時間。アコンカグアが突然その白い姿を現した。
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標高2850mにあるHorconesの、州立公園管理事務所。
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ここでトレッキングの許可証をもらう。

メンドーサの街中の事務所で訊いたときには、3日以内のトレッキングの許可が90ペソといわれたが、ここでは30ペソで入山できた。

なぜだろう…。
許可証と一緒に持ち帰り用のゴミ袋を渡される。
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ここで着ているウエアを減らして再出発。
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by luz_esperanza_777 | 2006-04-21 14:26 | Viajes