Luz de Tokyo

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2005年 04月 29日

発想の違い、言葉のムズカシサ

言葉が自由に話せないのがとてももどかしい。
今日、会議で配属団体のメールマガジンの改新について話し合った。
配属機関の会長とオレの考えが根本的に違った。
発想の構造が全く違うのだ。
でも、説明しきれなかった。

彼は「はじめに、伝えたいことありき」なのだ。
そして、[われわれの伝えたいこと]に関心を持つ読者を探すというのである。

しかし、オレは「はじめに、読者のニーズありき」である。

オレは、中南米やアルゼンチン、日系社会に少しでも関心がありそうな人すべてを読者として想定し、そこから[読者が何を読みたいか]というニーズに対応すべきだと思った。

何も、こちらから読者層を狭めてしまうことはない。

団体のプロパガンダは、メールマガジンを読んでもらえることで十分成功する。
「ウチらはこんな団体ですねん」
ということを知ってもらうのはもちろん大切だが、宣伝ばかりのメルマガでは誰も読んでくれない。
少しでもラテンアメリカやアルゼンチン、日系社会に興味を持ってもらえるような面白い記事を配信して、読んでもらってから
「コレを送ってますのんはウチらですねん」
とアピールすればいい。

あからさまな宣伝は無理やり送りつけられるDMと一緒だ。
読みたいと思わないDMは何の関心も起こさせないが、読んで楽しいフリーペーパーは発行者への関心を呼び起こすはずだ。

結局、次回は日本語が堪能な人を介して会議をすることになった。

発想の違いによって、会議が平行線を辿らないことを切に願うばかりだ。

ゴタクはいい。

まずは始めなきゃ。

そして、始めるのはオレだ。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-29 13:16 | Dias en Bs.As.
2005年 04月 24日

Cafe

アルゼンチンのコーヒーはバリエーションが豊かだ。

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cafe solo(ブラック)
cortado(クリーム入り)
lagrima(クリームたっぷり)
cafe con leche(牛乳入り、つまりカフェ・オ・レ)

この中で感心させられたネーミングがlagrima。
「涙」という意味である。
そのほかに「ごく少量の」という意味がある。
コーヒーが少量でクリームがたっぷりだからこちらの意味をとったのだろうが
「Lagrima por favor.」という声を聞くと
「涙をお願いします」と頭の中で直訳して、いろいろ想像してしまう。

これらはどのカフェテリア、コンフィテリアでも飲むことができる、基本の4種類。
カフェテリアでコーヒーを頼むと、必ず水とクッキー1、2枚がついてくる。
どこのカフェテリアで飲んでも2、3ペソ程度で高くない。

さあ、きょうはどのカフェテリアに行こうか。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-24 00:06
2005年 04月 24日

Cafeteria

アルゼンチンに来て、ゆっくりとコーヒーを飲むことが多くなった。
生活に時間的余裕ができたことも理由のひとつだが、ここには素敵なカフェテリアが多いせいだ。
単に洒落ているのではなく、人の手では創り出せない魅力がある。
時間だけが創出できる魅力だ。
100年余りもその空気が保たれている空間で、コーヒーと飲む静かな喜び。

ここはブエノスアイレス最古のカフェテリア「Cafe Tortoni」。
著名人たちが足繁く通い、今では過去の上客たちの肖像画や等身大の人形が飾られている。
ガイドブックにも紹介されているせいで観光客が異様に多いが、オフィス街に近いことから、スーツ姿の地元客もいる。

ここではしきりにストロボを光らせる観光客のほうは見ないことにして、昼間から悠々とワインを楽しむ爺さまを眼の端に捉えながら、コーヒーを飲むことにしている。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-24 00:03
2005年 04月 23日

Subte

ブエノスアイレスにはSubte(地下鉄)がある。
1回70センターボ(0.7ペソ)。
バスより安く、正確でルートも分かりやすい。
この街の地下鉄は世界初だった、とも聞いたことがある。
日本で地下鉄建設の構想が持ち上がったとき、このアルゼンチンに視察に来たという。

僕がいつも使っているB線には、日本の丸の内線の中古車両が走る。
さまざまな表示はスペイン語に変わっているが、窓には「非常口」という漢字が残っていたりする。

そして、最も古いのがA線。
ここは地下をトンネル状に掘り進めたのではなく、溝を掘って天井をかぶせたらしい。
だから地表からすぐの浅いところを列車が走る。
そしてこの路線には、100年以上前に作られた車両が今なお現役で走っている。
木製の車内。ドアはもちろん手で開ける。
走り出すと、車体全体が揺れと共に軋み、歪む。
白熱球の照明はまたたき、ついたり消えたりする。


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列車の揺れに身を任せてほの暗い車内を眺める人々は、どこか遠くを見るような眼差しになる。

時間の束縛を脱して、列車が歴史をさかのぼっていくような錯覚。

だが、到着するのは紛れもなく現代のブエノスアイレスだ。

ドアをこじ開けた乗客は、あわただしく現実に戻っていく。

この老朽化した車両を更新する計画があるが、資金難で中断しているらしい。
安全面を考えると致し方ないが、なんとも惜しい話ではある。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-23 23:59
2005年 04月 23日

身柄拘束!?

口から出任せで難を逃れた。
その一部始終。

鉄道の駅・レティーロのそばにある長距離バスターミナル。
資料写真を頼まれて、写真を撮りに行った。
こういった施設は撮影が禁止されている場合が多いので、アングルを決めてから一眼レフをかばんから取り出し、数秒で撮影。
すぐにカメラを仕舞う。
目立たないように撮影を済ませたが、帰り際に電光掲示板を見かけたのでコンパクトデジカメで1枚。
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これがマズかった。

スタスタと立ち去ろうとしたとき、背後から
「Hola,muchacho!」と声をかけられた。
明らかに俺を呼んでいる。
振り返ると、警備員。

案の定撮影が禁止されていた。
警備員は無線で無断撮影者拘束の旨を告げている。
別室へ連れて行かれる道すがら、
「禁止だなんて全然知らなかったよ。どこにも書いてないじゃないか」
と抵抗してみた。

しかし、彼は僕の腕を取ってどんどん歩いていく。
そこで作戦を変えることにした。

「日本の友達に送ってやろうと思って撮ったんだ。彼はアルゼンチンを貧乏な国だと思っているけど、この空港みたいに立派なターミナルを見ればこの国の力が分かるだろう?」
と出任せを言い、わざと小さなデジカメを見せて力説する。

コレが効いたらしい。
「わかった、今回はいい。しかし次回からは絶対にダメだ」
といって、解放してくれた。

一安心。
もし別室に連れ込まれて調べられたらマズいことになっていたはずだ。

かばんには一眼レフ2台、望遠レンズに一脚。
メモリーカードには省庁の建物や軍の施設なんかの画像が入っていた。
コレが見つかれば、問題はさらにこじれていただろう。

午後は他の施設の撮影予定もあった。
気が重くなっていたので、気分転換にビールを呷る。

午後はさらに慎重に撮影。

夕方、何事もなく家に帰れた。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-23 23:56 | Dias en Bs.As.
2005年 04月 22日

Good time's rollin' bad time's rollin'

近所にステキなバーを見つけた。

壁にずらりと並ぶ古めかしいボトル。
アメ色に変わったカウンター。
木製のワインセラー。
経営者の息子か孫が店を切り盛りし、年老いた経営者は店の片隅で常連とトランプをして過ごす。

ときどき、ギタリストが演奏に来る。
レパートリーはもちろんタンゴ。
毎晩のように集まる人々。
眼を閉じて、タンゴの旋律に追憶を重ねる。

知人から聞いた話だと、100年以上の歴史があるらしい。
アルゼンチンの100年。
民衆の怒りや悲しみ、喜び、そして幸福を知る店だ。

    * * *

一生酒を飲まないで やっていけると思ったよ
オマエの思い出が 痛いね
飲まずには いられない
Good time's rollin' bad time's rollin'
愛が囁く 夢を見て
Good time's rollin' bad time's rollin'
独りぼっちで 目を覚ます

                     憂歌団
    * * *
こんな店で飲める幸せを静かに噛みしめたかった。
ゆえに、写真はない。
そのうち、アップしよう。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-22 12:26 | Dias en Bs.As.
2005年 04月 18日

音と記憶

音、というのは突然古い記憶を引っ張り出してくることがある。

昔の流行り歌を聞くと、そのころの自分の生活がリアルによみがえってくるし、
何年も会うことがなかった旧友の声は、その姿以上にとても懐かしく響いてくるものだ。

レティーロ駅のそばにたたずむ英国塔。

イギリス系移民が1916年に建てたものという。

30分おきに鳴らされるのは、ロンドンのビッグベンと同じ音である。

不意にこの音を聴いたとき、僕は茨城で過ごした少年時代を思い出していた。

放課後のグラウンド、土ぼこりの匂い、水飲み場の涼しさ。

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戻れない少年時代。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-18 13:16
2005年 04月 18日

Manzana de las Luces

1722年に設立されたサン・イグナシオ教会の背面に位置するこの建物は、ブエノスアイレスの議会が始めて置かれた場所でもある。

大学や国立図書館など、かつてはここに数々の重要な機関があったという。

地下には1700年代に掘られたトンネルが発見されている。

独立から現在に至るアルゼンチンの歴史の光と影、アルゼンチンに生きた人々の表と裏を見つめ、数百年の時を無言のうちに過ごしてきた煉瓦の壁。

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周囲のオフィス街の喧騒から取り残されたような不思議な静けさ。







昼下がりには、静寂を求める人々が静かに時間を楽しんでいる。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-18 13:06
2005年 04月 18日

モーターサイクル

バイクが好きだ。

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19歳のときに免許をとって以来、ずっとバイクに乗り続けてきた。

北海道から九州まで、あちこちをバイクで旅した。

最後に乗っていたのは20年も前のオフロードバイクだった。

今回、アルゼンチンに来るにあたって、バイクを廃車にした。

飼い犬を捨てるような苦しいキモチを抱えて、バイク屋に廃車の手続きに行ったのを憶えている。

雪の峠越えや、酷暑の高速道路…

オンロードから荒れたダートまで、バイクで旅した日々が懐かしい。

ブエノスアイレスではホンダからBMWまで、いろんなバイクが走っている。

でも、大事にされた旧車は珍しい。

街角で見かけた、かわいらしいジレラ。

いつか、バイク乗りに戻りたい。

そんな思いがふと心を掠めた。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-18 13:03
2005年 04月 17日

古今色彩

数世紀分の古色をまとったブエノスアイレスの街並みは、
我々外国人はもちろん、
ポルテーニョ(ブエノスアイレス生まれの人)たちの心をもとらえて離さない。

五月広場を中心とするブエノスアイレスの都心部、
市場の周りに発展したアバスト、
植民地時代の面影を残すサンテルモなどには歴史的な建造物が集まり、
この国の古きよき時代を髣髴とさせる。

灰色がかったり、やや黄ばんだ建物の壁。石畳の道。

しかし、現代に住む人々は建物に合わせて生きるわけではない。

現代の生活の中には、現代の色彩がある。

Manzana de las Lucesの前に停まった真紅の乗用車。

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強烈な色が周囲の雰囲気を一変させる。


しかし、
とてもブエノスアイレス的。


悪くない。
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by luz_esperanza_777 | 2005-04-17 13:12