Luz de Tokyo

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2006年 07月 09日

馬 その1





馬が好きなのは、僕が馬面だからではない。
いや、そのせいかもしれないが、とにかくそんなことはどうでもいいことだ。
とにかく、メンドーサで外乗りをしてからはその解放感にすっかりヤラレてしまって、馬は海やトレッキングと同様、旅の楽しみのひとつになった。
幸い、アルゼンチンでは乗馬が盛んに行われているので各地で馬を借りることができる。

このVilla Gesellでも乗馬をさせる乗馬学校やツアー会社があり、砂浜での乗馬が楽しめるらしい。
幸い友だちもオーストラリアで馬に乗ったことがあるというので、浜辺での乗馬を勝手に今回の旅行のハイライトにした。
シーズンオフなので営業していないところもあったが、通年営業しているという乗馬クラブに訊くと、予想以上に高い。
しかも、馬だけのレンタルはしていないという。

ま、それでもいいやと思って乗馬クラブへ行ってみると、その周辺にはいくつもの乗馬クラブがある。
道端に馬を囲い込んでいるだけのところを見つけ、しばらく馬をなでまわしていると、乗馬ツアーを主宰しているという家族がきた。
夫婦と5歳、2歳の子どもたち。自然の中でゆっくりと暮らしている雰囲気が滲み出ていて、とても感じがいい一家だ。
値段を訊くとこれもまた良心的なので、ここで頼むことに決めた。

夫婦に同世代の子どもがいるせいか、馬具を馬につけている間に近所の4、5歳の子どもたちがおじいちゃんに連れられてやってくる。
馬にトウモロコシをやったり干草をやったりしてひとしきりはしゃいだ後、彼らが馬に乗ると言い出した。
「こんなちっちゃい子たち、乗れるんかいな…」と見ていると、これがしっかり乗るんである。
僕の友だちのほうがよっぽどダメだ。
奥さんに助けてもらってようやく馬にまたがった途端、足が攣ったとかで大騒ぎしている。
先に馬にまたがってしまった僕は、早く出発したくてウズウズしているというのに。

僕が借りたのは黒鹿毛の馬。アルゼンチン特有の「クリオージョ」の血が混じった雑種のようだ。
このクリオージョという馬は、頭がでかくて足が短くて、アラブ種のようなスマートさはないがとにかく頑丈らしい。
粗食にも耐え、病気をしない。よく働く。農場での作業にはもってこいという。
ガイドが乗る馬は体がひときわ大きく、筋肉のつきかたも素晴らしい。彼が特別にかわいがっていることがよく分かる。

さて、出発…だが、友だちは馬が進まないといって奥さんに曳いてもらっている。
そりゃあ進まないんじゃなくて「進ませてない」んじゃねえか、と思ったがまあいいや。
子どもたちはやっと鞍にまたがれるくらいの小さな身体で、なんということもなく馬に乗ってしまっている。
しかも楽しくてしょうがないらしい。
子どもはこうでなきゃなあ。

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by luz_esperanza_777 | 2006-07-09 03:31 | Viajes


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